料理の一つひとつに活きる匠の技

龍馬の宿 (有限会社 ホテル南水)
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龍馬の宿は料理にも定評あり

坂本龍馬の生家跡地に立地するホテル南水は、全国の龍馬ファンから長年愛され続けてきた「龍馬の宿」です。ロビーには龍馬が着用した紋服(実物は京都国立博物館所蔵)を実寸違わず再現したレプリカや、龍馬関係の書籍三百冊を蔵する「龍馬らいぶらりー」があります。階段には龍馬三十二年の生涯を綴った年表、資料、写真など四十数点のパネルが展示されています。

もちろん、訪れるのは宿泊客だけではありません。ホテル南水の料理長は「土佐の匠」に選ばれた竹村卓一さん。料理長が直接腕を振るう料理は地元客にも人気があります。ホテル南水のスタッフの皆さんも竹村氏の料理が大好きという方が多いのだとか。

館内でのお食事は、宴会はもとより、家族でのお祝いごとや、法要後の会食等でご利用される方が多いそうです。また、これから春にかけてのシーズンは、歓送迎会や、部活の送別会などの利用が増えるとのこと。

「当ホテルは、どのお部屋も完全個室です。また、お部屋ごとに仲居が担当いたしますので、幹事様はじめ皆様が雑事を気にせず、くつろいでお食事を楽しんでいただくことができます。また、お料理についてもご好評をいただいており、リピートいただく方が多数いらっしゃいます。」と、ご紹介いただきました。

活造りの技が支える料理の品質

ホテル南水では、料理長の竹村卓一さんが全ての料理を手がけています。「土佐の匠」とは、県内産業の基盤を支え、その振興に貢献している熟練技能や古くから受け継がれてきた伝統技能の優れた継承者に対して高知県が認定する称号です。

竹村さんは皿鉢料理の技能のひとつである「活造り」でこの認定を受けました。活造りには精確さとスピードの両方を兼ね備えた包丁さばきが必要です。加え、魚種ごとの構造や特徴を熟知しなければならないなど、知識と経験の蓄積量に比例する技術です。

刺身の良さは素材半分、切り方半分と言われますが、竹村さんが魚の状態を見極め、それぞれに合せて包丁を入れた刺身は、見た目も旨味も食感も一味違います。高知の方々は刺身の質を重視される方が多いので、ぜひその違いをご堪能いただければと思います。

また、歓送迎会用の「おきゃくコース」では、全員に「海鮮酒蒸し陶板焼き」がつきます。ズワイガニやオトメ鯛など海鮮食材を風味と食感が最適に出るように酒蒸しし、ポン酢でいただく料理なのですが、あえて酸味を抑えて調合したオリジナルポン酢を用いることで素材本来の味の良さを引き出しています。宴会が終わった後、ロビーでポン酢を購入される方も多いそうです。

活造りの知識や技術が、一つひとつの魚料理に活かされているのだと実感しました。

冬の看板料理「塩ちゃんこ鍋」

寒い時期に人気があるのが、ホテル南水の冬の看板料理とも言える「塩ちゃんこ鍋」です。あっさり味で独特の風味がある味付けで、次から次へとお箸が進みます。料理長特製の鶏ガラベースの塩味スープに、具はキャベツに油揚げ、魚のつみれ、鶏のつくねなど10種類以上。特に油揚げは食べた瞬間にスープの旨味と油揚げ本来の旨味が合わさった濃密なスープが口の中いっぱいに広がります。老若男女問わず、とても多くの方々から「冬が来るたび食べたくなる」と支持を集めており、定番化して10年以上リピーターが後を絶たない、冬の看板料理です。

出会いと別れの季節にぜひ

40年余り続く龍馬の宿には昔なじみの常連客の方が多く、仕事で利用された方が味を気に入り、その後にご家族連れで来られるなど、常連客が新規客を誘って、その新規客が常連客になっていく循環が生まれています。

これから歓送迎会のシーズンに入りますが、仕事、プライベート問わず、ぜひ一度足をお運びいただき、料理と空間、サービスの素晴らしさをご堪能いただければと思います。

会社情報

社名 龍馬の宿 (有限会社 ホテル南水)
住所 高知市上町1丁目7番12号
従業員数 計51名 男17 / 女34(2018年1月時点)
設立年月 1970年3月
企業HP http://www.nansui.ne.jp

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