社員と一緒に成長できる会社へ!

株式会社 片岡電気工事
  • 建設
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株式会社片岡電気工事は1978年に現社長が創業した電気工事会社です。建物全般やトンネル照明、道路情報板の取り付け工事、発電機、排水機場などの施設内の電気制御システムなど、電気設備に係る仕事を請け負っています。また「見えないところまで丁寧な仕事をする」をモットーに従業員への積極的な知識・技術の習得を推進しており、月に1度社内で勉強会の開催や、会社負担による講習会への派遣などを行っています。社員は平均して10以上の資格を取得しているそうです。今回後継者である片岡専務にお話を伺いました。

明るいオフィスで社員が働きやすい環境を整えています

元請けへの方向転換

片岡さんが入社した平成16年当時は現場作業が中心の下請け会社でした。入社した当初は経営の仕組み全般を学ぶため、現場だけではなく経理や見積もりなどの業務に従事したそうです会社の財務を理解していくうちに片岡さんは利益の低い下請けの受注が大半を占めることを知り危機感を持ち始めました。既存取引先に価格交渉はなかなかしにくいこともあり会社が成長するためには、元請けとして公共工事へ参入することが必要だと考えました。そこで県や市の指名公共工事を受注できるよう、営業担当者を新たに設けることを皆に提案しました。しかし、方向転換に対するリスクや営業人員のコスト増加への懸念から、社内では慎重論が主流でした。片岡さんは粘り強く社長や職人たちと対話を続けながらも、まずは自分一人でできることから始めようと、公共工事の受発注の仕組みを独学で学び、わからないことが出るたびに高知市や高知県の担当者の元へ習いに行き、書籍を読み、同業者からも教わりながら必要な知識を身に着けていきました。 転機は平成20年のリーマンショックでした。メインの取引先が1社倒産し、多額の不渡りも発生したことから、このまま下請け業態を続けることは決して安泰な道ではないと、社内の空気が変わりました。方向転換に反対していた社員も片岡さんの努力を認め転換を後押ししてくれたこともあり、社長は片岡さんの提案するやり方へ変えることを決意しました。 最初の1年間は実績不足からまったく受注を取ることができなかったそうですが、社長や社員と一緒に一つ一つ問題を解決していき、公共工事の指名を受けることができるようになり受注につながるようになりました。その後は順調に公共工事の実績を積んでいきました。

見えないところも丁寧に作業を行います

働きたいと思ってもらえる会社へ

会社が成長できたのは会社の挑戦を信じて社員がついてきてくれたおかげだと片岡さんは考えています。「以前よりも社員の負担は増えたかも知れません。ただ、今は社員がやりがいや成長意欲を持ってくれればいくらでも活躍の場は提供できると考えています。私は社員の技術習得支援や、社員が働きやすい環境整備など会社としての支援、また相応の待遇の用意など惜しみなく行っていくつもりです。また多くの若者に電気工事業界の面白さや市民生活をいかに支える仕事であるかを知ってもらい、一緒に働いていただけるよう積極的に会社見学やインターンシップを行っていくつもりです。」 片岡電気工事の挑戦はこれからも続きます。

社内勉強会の様子

会社情報

社名 株式会社 片岡電気工事
住所 高知市鴨部1丁目6番12号

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