高知発!新しい和らびもち!

八千萬ず
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今回は、高知市神田、鷲尾山のふもとにある居酒屋が生み出したヒット商品をご紹介します。「八千萬ず」代表の池上槙哉さんが10年以上の和食料理人としての経験を活かして作る、「和らびもち」です。

土佐流「和らびもち」の開発

八千萬ずでは、わらびもちの製造・販売に力を入れています。商品名は「和らびもち」。元々居酒屋のデザートメニューでしたが、お客様からの人気が高かったことから商品化を考えるようになりました。せっかく作るなら、高知らしいわらび餅を作りたいと、県内有数の茶所、沢渡の茶農家さんに相談したところ、意気投合し、共同で商品開発をすることになりました。そして試行錯誤の末に完成したのが煎茶、ほうじ茶、紅茶を使った、「土佐茶3種の和らびもち」でした。はじめは県内の道の駅などで販売していましたが、商談会や補助金を活用し、少しずつ商品改良や販路開拓を進めた結果、現在では県内外のみならず海外まで販路が広がっています。 さらに、土佐茶以外にも、四万十珈琲、四万十地栗、黄な粉、黒胡麻など、こだわりの県内食材を使って商品の充実を図りました。「和らびもち」の妥協を許さない本物の味が県民からの評価を受け、「高知家のうまいもの大賞2019」の入賞を果たしました。

沢渡茶(煎茶)

徹底的にこだわった100%無添加の「和らびもち」

わらび餅は池上さんの和食の職人としての徹底的なこだわりの元に製造されています。 1つ目のこだわりは、わらび粉の含有率です。わらび餅は、わらび粉の含有率が高ければ高いほど、白濁色となり、透明にはなりません。また程よい弾力と柔らかさを生み出します。池上さんは、加工でんぷん等を使用せず、100%わらび粉で作っています。2つ目は甘さへのこだわりです。白砂糖や黒糖などを使うと、味やコクが強くなりすぎてわらび餅本来の味が損なわれるため、クセが無くまろやかな甘みのてんさい糖をつかっています。最後に風味へのこだわりです。わらび餅の生地に茶葉などの風味付けの食材を練りこんでいるため、トッピングとは違う、上品な味わいを追求しています。沢渡煎茶と四万十珈琲味を試食しましたが、口に含んだ時には弾力を感じつつ、噛み始めると柔らかく溶けていく感覚を味わえました。またどちらも食べ終わった後に、程よい甘さと、主張しすぎない、素材の風味を楽しむことができます。

煎り黄な粉

今後は食育を行っていきたい

「今の若い人たちは和食と接する機会が少ないと感じています。和食は非常に大切な文化ですから、後世に伝え、残していきたいと考えています。わらび餅もそうですが、和食と触れる機会を作り、本当に美味しいものを知ってもらうことで食育になればいいと思っています。そのために今後も、自分の足でよい食材を探し、本当にいいものを残していけるよう頑張りたいと思います。」 池上さんは力強く語ってくださいました。 和らびもちは県内ではサニーマートなどでお買い求めいただけます。ぜひ、お試し下さい。

四万十地栗

会社情報

社名 八千萬ず
住所 高知市神田2068番63

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