ドローンを身近に

ドローンザワールド 高知本町店 (合同会社空中八策)
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2018年8月、県内初となるドローン専門店が、高知市の中心街にオープンしました。ドローンは、無人飛行機の総称です。大きさは、航空機サイズの大型のものから、手のひらにのるおもちゃまで大小さまざまです。自動操縦ができることや、カメラや加速度センサー、傾きや角度などを検出するジャイロセンサーといった機器を装備して利用できることが、ラジコンとの大きな違いです。 ドローンが世間を賑わせ始めた頃は、大人が遊ぶおもちゃ、という感覚の方も多かったのではないかと思いますが、今や空撮をはじめ、点検、農薬散布、測量など、幅広い分野での活用が期待されています。また、平昌(ピョンチャン)オリンピックの開会式でドローンが繰り出すパフォーマンスに世界が驚いたことは記憶に新しいと思います。身近な使い方から今後の可能性について店主の吉岡さんにお話をうかがいました。

手のひらサイズのドローン。このサイズが初心者向け。

新たな決意

好奇心旺盛で常に新しいものにアンテナを張っていた吉岡さんはドローンが発売されてすぐに購入しました。そして、ドローンで遊ぶうちに飛行時の安定性とセンサーの性能の良さ、カメラ映像の質の高さに面白さを感じどんどんのめり込んでいきました。 しかし一方で、ドローンには飛行規制があることや事故が起こった際の対処法などを相談する場所がないために、誰もいない場所でひっそりと飛ばさなければならないなど、不自由さもありました。「ドローンに興味がある人の駆け込み寺が欲しい」と常々感じていた吉岡さんは、それなら自分で作ろうと決意しました。ドローン市場が、2021年には現在の4倍規模の1600億円をこえると予測されており、大きく成長する市場であることも開業への後押しとなりました。働いていた岡山県の建設関係の会社を退職し、東京の学校に通い、インストラクターの資格を取得しました。そして、ドローン専門店「ドローンザワールド高知本町店」を立ち上げました。

気軽に試せるドローンシミュレーター

ドローンを身近に

吉岡さんは「ドローン操縦のハードルは高くない」と言います。ドローンを身近に感じてもらうために、当店ではゲーム感覚で操縦を体感できるシミュレーターや、500円で5分間飛ばし続け、とにかく操縦に慣れてもらうコースを設けています。店をオープンしてすぐ、「ドローンの飛ばし方を教えて欲しい」と女性の親子から問い合わせがありました。このお客様は、初級コースに申し込みされ、操縦訓練をする予定です。「今までドローンに触れたことがないけど興味がある。」吉岡さんはこんなお客様にお越しいただき、一歩を踏み出して欲しいと考えています。

吉岡さんが空撮した浦戸大橋周辺

本格的に学びたい方へ

ドローンを操縦するためには、「免許」は必要ありませんが、墜落のリスクがあることから、安全な飛行操縦を身につけるために、少なくとも10時間以上の操縦実績が必要です。 訓練は、独学でもできますが、インストラクターから直接操縦についてレクチャーを受ければ、正しい知識が身につき、技術は格段に上達します。 シミュレーションやワンコインのコースで慣れた後、もう少し本格的に学びたいと考える方にお勧めしているのが、初級(7時間)、中級(7時間)コースです。初級は屋内で飛行させる方向けのコースで、中級まで受講すると、飛行禁止エリア※の飛行許可を申請することができます。 初級・中級コースとも7時間のうち、2時間が座学、5時間が操縦訓練で構成されています。吉岡さんは、2時間の座学も非常に大切だと言います。ドローンを飛行させるには、航空法やそのほかの法律の規制を受けることから、これらの規制を十分理解する必要があるためです。※空港周辺、150m以上、人家の密 集地域、イベント会場など。 吉岡さんは、まずはドローンを身近に感じていただくために、日帰り撮影会を開催したいと考えています。県内の海辺や川辺で空撮した後、店に戻って撮影した画像を編集し、鑑賞会を行うというものです。ドローンを持っていない人には貸し出しをするため、手ぶらでの参加も可能です。ドローンに興味のある方は、是非ドローンザワールド高知本町店を訪ねてみてください。 「高知は撮影場所の宝庫です。ドローンを使って高知の自然の豊かさを県外に発信し、多くの観光客に来ていただきたい。当店が高知県の活性化に貢献できるよう頑張りたい。」と力強く語る吉岡さんの夢はさらなる高みへと上昇中です。

会社情報

社名 ドローンザワールド 高知本町店 (合同会社空中八策)
住所 高知市本町1 丁目3-18
企業HP https://kuuchuu8sk.com/

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