カツオの塩たたきは「新鮮・健康・安心」な味。
現在は日本の各地に拡がっている「塩たたき」ですが、そのブームのきっかけを作ったのは「中村の塩たたき」です。
小学館より発行の人気コミック「美味しんぼ(作/雁屋哲・画/花咲アキラ)」87巻「日本全国味巡り高知編」で取り上げられて一気に有名になりました。
塩たたきの発祥に関しては諸説ありますが、古くは漁師たちが「まかない飯」として食べられていたものが中村に伝わり、それを元に独自の「中村の塩たたき」が生まれたのではないかと言われています。
塩やタレを振って「たたく」のは高知県独特の食文化と言われていますが、中央の高知市と西南に位置する四万十市中村では「塩たたき」の作り方は違います。
高知市周辺では塩を振るだけのシンプルなものですが、中村では主に塩や酢、果汁などを効かせたタレでたたき、味をなじませる方法です。その味や作り方はお店によって違うため、それぞれ個性的な味を楽しめます。
中村でしか食べられない「中村伝統の塩たたき」には、独自の食文化と歴史があり、各店が工夫と知恵を凝らし自慢の美味しい「塩たたき」をご提供しています。
たたきを作る行程にも、また食べ方や薬味、タレに至るまで、各店舗には独自の「こだわり」があるため、中村ではお店の数だけ、個性ある「塩たたき」をお楽しみいただけます。
鰹は暖流の回遊魚で、初鰹(3〜5月)/戻り鰹{9〜11月)と季節によって脂肪分が変化し味も変わります。
また大洋を大きく回遊しているカツオの筋肉を支える血合い部分は、ビタミンやミネラルを抱負に含んでいます。
〈カツオの主な健康効果〉
高血圧予防・ボケ予防・動脈硬化予防・眼精疲労緩和・肝機能強化・疲労回復など
カツオが見えなくなるほど薬味(たまねぎ、ニンニク等)をどっさり乗せる「中村の伝統・塩たたき」。たくさんの薬味は、美味しそうな見た目だけでなく栄養面でも良い取り合わせで健康食としても非常に優秀です。